「あの……話があるからついて来て」 あ――――……告白。 女の子の顔をみた瞬間で分かった。 「あーちょっと今――…」 和人が断ろうとしたのが分かったけどとっさにあたしの口が開いた。 「あたしっ部活行くね!」 なにがそうさせたかはわからないけど 同じ女の子として――…うん。 「え…あ、うん」 完全に和人が元気を失ったのが分かった。 今から告られるんだ。 こんな近くでみるなんて、びっくり。 あたしは部室までの短い道のりをダッシュで走ってた。 んでさ、和人? 今日結局一緒に帰るのかなあ?