「知ってるやつもいると思うが、このクラスに転校生を迎えることになった。」 先生が言うと、クラスがざわざわし始めた。 私は優斗の方を見るとうつ伏せになって机で寝ている。 おかしいなぁ? 優斗は学校ではずっと表だから寝るなんてあり得ないのに。 しばらく優斗を見た後、また前の方に視線を変えた。 「静かに!!じゃあ入ってこい。」 先生の言葉で前のドアが開いた。 そのドアから入ってきた人物に私は目を見開いてしまった。