「おかけになったら。」 彼女に勧められ彼女の前に座った。 「何から言えばいいかしら。」 彼女は困ったような表情を浮かべた。 今まで見たことない優しい表情。 そんな彼女の姿に正直驚きを隠せない。 「ごめんなさい。」 「えっ?!」 「謝ったって許されるなんて思ってないわ。私はあなたにそれだけのことをしたんだから。」 茉莉香さん。 変わった。 そう感じた。茉莉香さんはちゃんと反省してる。 その証拠に彼女から涙が流れてる。