*私の総長さん-二世-*【完】


「ダチが…あんな事するって思ってなかったんだ…」


「だからって何でお前がバイクをわざわざ持って来るんだ」


「仕方ないだろ!あいつがサツにパクられるの黙って見てられっかよ!」


「桜夜…よく聞け。
お前の気持ちはよく分かる。だけど、それは友達を助ける事にはならない。」


「わかってるよそんな事!」


「だけど…お前があの友達を思う気持ちは、伝わったと思う」


「…」


「わかったら今度からはこんな事すんなよ」


「あいつはバイクをどうするとか言ってたのかよ?」


「バイクは…父さんが持って行った」


「親父…」


「悪いと思うなら、少しは母さんに心配かけない生活をしろ!」


「お袋…ごめん。親父も…」