子供の頃は勉強が嫌いで、好き嫌いが多くて、自分も大嫌いだった。

小学生の記憶は曖昧で、むしろ忘れようとしてきたから覚えてないんだと思う。
私のフルネームは砂上 冬華〔スナガミフユカ〕
誕生日が真冬の大雪の日で
冬の子供、冬に咲いた華
という意味らしい。
冬生まれの子は肌が白いとか、よく聞くけど、私はそれを言われるのが嫌でしかたなかった。
なんで嫌だったかというと、私は白い肌が嫌で、
それがコンプレックスだったんだと思う。
それを言われることで私がどう感じようが、

それは良いね。

と、言われ続ける私の
小さな子供の気持ちなんてお構いなしなんだと。
いつからなのか
諦めにも似た感覚が、自分の中にできあがってきていたんだろうと思う。

そんなときの苛々とした気持ちが、20年後の私を形勢する種になったんだと思う。