すぐに教師が駆け付けて来て、泣いている女子を連れて行ってしまった。

それと同時に野次馬も散って行く。

俺は怖々と上靴を持ち上げる陽菜に近付いて行った。

「沢島。」

「あ、篠原くん。おはよっ!」

「…何があったんだよ。」