「昼休みでいいかしら?」

昼休みというと正午をまわっている。
それではもう、全てが遅い。

「…3時間目をさぼらないか?陽菜には俺から言っておく。」

「さぼる…?いいけど…。」

訝しがる小雨に軽く手を上げて、俺は教室に入った。