カランカラン・・


可愛い鈴が店内にお客様の来訪を知らせる。


「いらっしゃいませー!」


元気な声で、眩しい位のイイ笑顔で迎えられると、こっちも清々しい。


今日は家の近くの喫茶店に面接にきた。


勿論、自分の貯金を切り崩し、なんとかスーツも買いそのスーツで面接に臨む。





「あなたが、桜井樹さん?」


「はい!この度面接をさせて頂きます桜井樹と申しますっ!よろしくお願い致します!」


「はい、よろしくね笑」


もっと面接って怖いものだと思ってた。


男の人で・・・グラサンなんかかけてて・・人相が悪くて・・


「桜井さん?」

ハッ


「あっは、はい!何でしょうか?」


「簡単に自己紹介をお願いします。」


「え、えと・・桜井樹です!これからこの喫茶店で一生懸命頑張りたいと思いますので、よろしくお願い致します!」


「はい、ではこのお店を選んだ理由を-―・・」



ーーーーー・・


ドサっ・・


豪快に、ベッドに座る。



「はぁぁぁ~~・・つ、疲れた・・・」



面接も無事終わり、何とか帰宅。


その後、疲れからかなれない事をしたからなのか・・私はぐっすりと眠りこんでしまった。