余計に不機嫌になる私。

小池はそんな不機嫌な私に珍しく声を掛けてくる。


「女王,どうしたんだ?
その不機嫌な面。」

「余計なお世話」


誰のせいだと思ってるのよ。


「俺のせい?」

「んなわけないし」


そうだし!!


「ふ~ん…」

「告白OKしたの?」

「さぁ?」


なっ!?
折角聞いてあげたのに何その言い方!!?

むかつくぅ!!


「女王の好きな人教えてくれるなら良いよ?」


………?


「はぁぁ?!!」


私の好きな人ぉ?!


「いるんだろ?」


ニコニコ微笑みながら問いかける小池。


い,いるけどアンタだし言えるわけないじゃん!!


「いないし」

「馬路で?」

「ええ」