REGRET ―忘れられない人―




「ああ、そうだな。じゃあ、公園行こうか」



余裕ぶっちゃってさ、俺。


心の中は、きっと花帆よりもドキドキしてるのに。





懐かしい公園は、昔のままだった。


時間も当時来ていた時と同じくらい。



だから、ますます過去にタイムスリップしたみたいな気分。




子供たちが遊具で遊ぶ姿を、ベンチからいつも見ていた。


あの頃ここで遊んでいた子供は、もう大人になっているんだろうな。




「懐かしいね~!」


先にベンチに座ったのは花帆。


俺と花帆の指定席だったベンチ。



花帆も、覚えていたのか?



あの日々。

あの気持ち。