俺がもしも、花帆と会えたら・・・・・・ いや。 会えなくても、俺はきっと今回のことで、前に進めるだろう。 俺が前に進むことができたら、今度は奈美の番だ。 できる限り、俺が協力してやる。 奈美とは一生の付き合いになるんだし、 アイツにも笑っていて欲しいから。 奈美の忘れられない相手はもう結婚しちまったらしいから、 どうしてやることもできないんだけど。 でもさ、 何かあるはず。 奈美が次の恋に進めるきっかけが。 俺がそれを見つけてやる。