兄貴には敵わない。 兄貴は俺にないものをいっぱい持っている。 優しさ。 強さ。 追いかけることもできないくらい兄貴は大きな存在。 だから反発した。 俺がいくら生意気言っても、結局最後は後悔してしまう。 それくらい兄貴は大きな心で俺を受け止めてくれていた。 その兄貴が・・・・・・ 今、結婚式をしている。 兄貴の名前は、新垣和人。 俺、新垣誠人のたったひとりの兄弟。