「ねぇ、お昼だからご飯食べよ?」



夏帆がお弁当を見せて言った。



『もうそんな時間?!食べよ。』



私もヘンディーが作ってくれたお弁当を広げた。



「恋人候補見つけたのね。」



夏帆が笑いながら言った。



なぜわかった?!




『秘密〜♪』



へへへと笑いながら箸を取った。



『!!んなっ!』



あの人が校庭でサッカーしてる!



「なに窓にへばり付いてるの?」



夏帆を含めクラスみんなが驚いている。


みんな“こいつは本当に大同町家の人間なのか”と心の中で疑問を浮かべた。



「しかも何で双眼鏡!?」



私の手にはちゃっかり双眼鏡が握られている。


これも朝、お兄様から届いた物。



お兄様に感謝!!