★放課後★



「華ー、帰ろっ」



「ほーい」



あたしは帰る支度を始めた。



「高宮ー!!」



クラスの男子に呼ばれた。



「ん?なに??」



「可愛らしい男が『華ちゃんいる~?』って呼んでたぞ。華ちゃんww」



「あっははは~。ありがと……ιあと、『華ちゃん』いうなっ」



『可愛らしい男』

『華ちゃん』


アイツか……。


蜂矢先輩。



あたしは、蜂矢先輩がいる廊下へと出た。



「あっ、華ちゃーん!」



「なんですか?先輩」


「うん。一緒に帰ろうかと思って♪」



「は?あたしとですか??」



「うん!!」



何言ってんだこの人はっ。