恵梨は優しくあたしの背中を撫で なだめようとしている 「私一人でいいから、陽聡は直紀と一緒に先に学校行ってて。」 その恵梨の言葉を聞くまで 陽聡がいる事にも気付かなかった 「行くぞ」と陽聡は直紀を連れて行った 恵梨はあたしを抱えて その場から離れた