通い慣れた道 近所のおばちゃんや友達と挨拶を交わす 「よっ、愛花。」 突然後ろからした男の声に あたしは驚いた 「きゃっ!」 思わずその場に座り込んでしまった 「ごめん、おどかすつもりなかったんだ。」 顔を上げると直紀がいた 「大丈夫か?」 そう言って直紀があたしの肩に触れた途端 あの日の事が蘇ってきた 「嫌っ!」 思わず直紀の手を振り払ってしまった