「本当、初音大好き…。」




歩夢はそう言うと優しくキスしてくれた。




そのあと。




しっかり生徒会室の鍵をかけて




(じゃないと和歩に怒られちゃうもん。)




久しぶりに2人で手をつないで帰った。




私だけがこんなに恥ずかしかったわけじゃないみたいで





歩夢の手も熱かった。




歩夢にも余裕なかったんだなあって思うとなんかちょっと安心して。




今日あったことなんて全部忘れちゃったような気がする。




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