【短編】オーカミは、ウサギに恋をする。

保健室につくと



先生が居なかった



「捻挫だろうから、冷やすか」



氷を渡すと



「なぁ」



「なんだよ」



「さっきさ、何かイヤだったんだ」



「なにが」



「クラスの男子に手を伸ばされた時」



「…何で?」



「わっかんない。知らないうちにオーカミ呼んでた」



わっかんないって…



「お前が分かんない事が俺に分かるわけねーだろ」



「だよなー」



と腕組みして考えている