ピンク色の長い髪に、フリル全開のベイビーのお洋服を身にまとう。 カーテンの隙間から入る光が眩しくて、目が覚めてしまった。 午前11時を回った頃だろう。 ここから、あたしの一日が始まる。 大人から見れば、今時の子はグータラで、時間をもて遊んでいるとか言うけれど、それがロココの誠心。 周りからどー言われも、フリルの付いたお洋服は脱がないし、この腐った性格も直そうとか思わない。 だって、自分さえ良ければそれでいいじゃん? 人生なんてそんなもん。