『短編集』


それから1週間後。

バレンタインデー当日は、みんなしてピンク色だ。

私みたいに彼氏のない女の子にとっては超つまらない日だけど、

彼女がいない男の子には、さらに憂鬱な日なんだろう。


メグは当然サトシと出かけて、私は一人で買い物に出かけた。



・・あちゃ~、やっぱ家にいるべきだった。



街は、それこそラブラブカップルばっかりで、

私なんてお呼びじゃない。


毎年バレンタインは家に閉じこもってたから、今年はなんとなく街に出てみたかったんだよね。

ふと思いついて、通っていた幼稚園に自転車で行ってみた。

当時はバスで通っていたし、ものすごく遠いと思ってたけど、

自転車で20分も走れば、あっという間についてしまった。



・・わぁ、懐かしい。あ、新しい遊具が入ってる。



外から眺めていると、視界の隅にブランコがうつった。