『短編集』


『1、ちょこ を うせんで とかす

2、かたまらないように ぐるぐる まわす

3、かたに すぷんで ながす

4、わいてうこで ひやす

5、はこに いれて

6、かんせい』



そこには、宇宙文字のような、

間違いだらけの、汚い字が大きさも不ぞろいに並んでいて。


「これ、もしかして・・」


お母さんは、くすくす笑って広告を眺めた。


「あんたが幼稚園のときに男の子にあげるんだって

自分で作ったレシピよ。

まだ平仮名が書けないのに、

お友達に対抗して、

書けない文字の練習もしてね」