『短編集』


「どうだった・・?」

上目遣いで、恐る恐るあたしに聞いてきたマナは、
両手を胸の前で合わせて、
緊張している。


「放課後、屋上で待ってるって。
えと、こういうのは、
当人同士の問題だからってさ。」


なるべく、平静を装おうとしてるけど、
ちょっとぎこちない感じのあたし。


でも、緊張に震えているマナは、
気づいてないみたいだ。


「それって、どうなのかな?
OKってこと?

それとも・・・。」

泣きそうな顔になって、
マナがあたしを見つめる。


「えっとぉ・・。」


マナは、救いを求めるように
あたしの目を凝視してる。