『短編集』


うそだ!

タクミがあたしの気持ちに気づいてたなんて!

だって、いつもふざけてじゃれあってたけど、

周りの皆だって、
男同士の親友みたいだって、笑ってた。

女の子たちだって、だれもあたしに嫉妬したりしない。

だって、あたしは、男みたいだもん。

髪も短くて、
言葉遣いも悪くて、
おしゃれもせずに、
剣道に打ち込んでて・・


『お前といると、気を使わない』

って、そう言ってたじゃん。

あれは、

女として見てないって意味じゃなかったの?