『短編集』


「あの、

その紙、

赤ちゃんの写真・・ですよね?」

タツヤがあたしと同じことに気づいて、
先生に詰め寄った。

「それ、
もらえませんか?」


「え?でも・・」

先生が、躊躇すると、
突然タツヤが宣言した。


「子供はおろしません!
俺たち、結婚しますから!」


先生も驚いた顔をしていたけど、

あたしのほうが、

その何百倍も驚いた。



今、

なんて言ったの?