『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』


「いやだな、二人とも。

それならそれで、最初から言ってくれれば、協力してあげたのにさ~」


私が言う協力とは、もちろん弁当作りのことではない。

したり顔の私に、陸渡が例のごとく眉間にしわを寄せる。


「お前・・、おかしな想像してないか?」


「え?だって、2人は、恋人なんでしょ?」


当然のように口にすると、陸渡ではなく、圭輔と花音が、
はあ??と素っ頓狂な声を上げた。


陸渡はというと、やっぱりな、って感じで右手で顔を覆ってる。


「違うよ、七海!2人は一緒に住んでるんだよ!」


えぇ?同棲??
そこまでいっちゃってるのぉ?

って、何で花音は知ってるの?