『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』


「んじゃ、そろそろ俺のお気に入りでも見に行くか!」


私の怒り顔など無視して、肩を抱き寄せる陸渡の顔は、

本当にさわやかに笑ってて、

ちょっぴり素敵だなんて、思ったりして・・、

私の怒りの全てをぶつけられないでいる。



ん?なんだあの変な鳥?



他の檻の前は、大勢の人だかりができているのに、

なぜか、ぽつんと、誰もいない小屋が目に留まった。


「ハシビロコウ?」


大きな頭、しかもなんか、変な形の鳥が、1羽。


「めっちゃかわだろ。俺の一番のお気に入り♪」


心から、楽しそうな、子供みたいな陸渡の横顔。