『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』


「お前、二股かけられるような女じゃないだろ。

好きな男ができたらすぐ言えよ。別れてやるから」


陸渡は、今まで見せたことのない、さびしそうな顔になって、つぶやいた。



いつもの冗談だよね?

どうせ、な~んてな、とか言って私を怒らせるんでしょ?



けど、陸渡の目は捨てられた子犬のような目をしていて。



こら!ドキドキするな、私の心臓!!

なんか、私のほうが悪いことしてるみたいな気になるじゃないのぉ。



陸渡は真面目な顔して私の目をみつめてて・・・。



なんか、これじゃあ、私が陸渡のこと好きみたいじゃない!



ドキドキしてるのは、顔のいい男に見つめられてるからで、

別れるって言葉に反応したわけでは決してない・・よね?