「あの、陸渡の友達ですか?
ひょっとして彼女かな?」
「え、あの・・あなたは?」
「あぁ、俺は、海渡(かいと)。陸渡の兄」
え?陸渡のお兄さん?
あの俺様性格は、絶対一人っ子だと思ってたのに。
そっか、もしかして甘やかされた末っ子って線もあるのか。
ん?でも、いつかどこかでお兄さんの話を聞いたような。
「海渡~!私、悪いけど帰るねぇ~」
海渡さん--と、一緒にいた派手な女の人が、
ひらひらと手をふって去っていった。
いや~ん、
この状況を私にどうしろっつ~のよぉ!
ひとり、ぽつねんとしてた方が
2倍、いや3倍はマシですから。


