車のクラクションが耳に入った。 うぉ! ここは、人が通る立派な公道だっちゅ~の! 「ちょっと、 あんんたね!!」 「右手は? 圭輔の右手、どうなってた?」 右手? 左利きの圭輔は、マイクを左手で持ってたから、 右手は、花音の肩に回ってたのかな? 「そんなの、わかんない」 陸渡に言うはずの文句を飲み込んで、 陸渡の質問に答えちゃた私。 「じゃあ、お前が選べよ」