「おはよ、七海。 七海?」 花音が私を呼ぶ声で、はっとした。 そっか、ここ学校だった。 「やっぱり、ユカリさんのこと気にしてるの?」 「そんなことないって! 私たち、もう終わったし」 そう、 終わったんだよね。 言葉にすると、 なんか、胸に突き刺さってくる感情があって。