『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』


「は、離して・・」


心の中の強気とは逆に、弱弱しい声を出してしまう私。

なんか、あんまり嫌がってないみたいに・・・聞こえる。

・・と、


「お前の体、やわらかくて気持ちいいな」


って、さっきまでの、軽い口調はどこへやら。

急に低い声で陸渡がつぶやく。


心臓が激しく収縮して、

なんか、お風呂でのぼせたみたいに顔が熱い。

こわごわ目を開けると、すぐ間近で陸渡と目が合ってしまった。