『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』


陸渡は、それを綺麗にすすぐと、脱水にかけた。


「ちっ!

結局俺が全部やっちまったじゃねぇか」



あはは、確かに。

あい、すみません。

でも、ちょっと見直したよ。

たんなる俺様じゃないんだね。



「んじゃ、もどろっか」


私が陸渡に背を向けると、突然陸渡が低い声を出した。


「な~んか、納得いかねぇよなぁ」


「何が?」


「俺さ、お前にお仕置きしようと思うんだけど」



出た!

陸渡の意味不明発言!



これに関わるとろくなことにならない。

さっさとリビングに戻ろうと、ドアノブに手をかけた。