それから僕は、 ふたりがケンカをしそうになると 「ケンカしないで」アピールすることにした。 激しく鳴いて、とにかく走り回る。 いつもより激しくジャンプして・・・ ふたりの気持ちを明るくできるように。 「ほらぁ、モンちゃんもケンカせんとってって言ってるやん!」 お父ちゃんも最近はだいぶわかってきたんやな。 僕の気持ち。 でも、お母ちゃんは渡さへんで。 僕のお母ちゃんやから。 もう泣かさんといてや。