放課後,迷う事なく職員室へ向かった。 そして,担任の席へと向かった。 「おっ!柊!!どうしたんだっ?!歩いてきたのか?大丈夫か!?」 先生は私の姿を見つけるやいなや,くるりとこちらを向いた。 「先生…お話があるんです…」 「どうした?話って。」 「あの…進路の事で…」 「おっ!!了解!!横の部屋に行こうか。」 そういって,手術前に入った以来の部屋へ入った。 「どうしたんだ?」 椅子に腰掛けて担任が尋ねる。 私もゆっくりと腰を掛け,口を開いた。 「私,看護師になります。」