10分後― 「恵舞落ち着いた?大丈夫?」 皐月がハンカチであたしの顔を拭く。 「・・・ぅん。」 「あのさー1ついいかなー?」 『何よ!!』 あたし達は美濃部を睨み返す。 「恵舞は俺のことタイプじゃないの?」 そのときの美濃部の目は違った。 真剣・・・。 さっきとは全然違う。