俺の問い掛けに、ショウは一瞬その目を丸くした。 え?まさか……? トントン、と長い指先で煙草の灰を落としてから、ショウは口を開いた。 「……考えてなかった」 あ、そうなんだ……。 視界の端で、ライがケータイを落としそうになってる。 「ま、なるようになるだろ」 クールな顔で淡々と言うリーダーだった―――。 さて、ライブが始まるよ~。 俺、頑張ろ。