VOICE・2



俺の問い掛けに、ショウは一瞬その目を丸くした。

え?まさか……?

トントン、と長い指先で煙草の灰を落としてから、ショウは口を開いた。

「……考えてなかった」

あ、そうなんだ……。

視界の端で、ライがケータイを落としそうになってる。

「ま、なるようになるだろ」

クールな顔で淡々と言うリーダーだった―――。












さて、ライブが始まるよ~。
俺、頑張ろ。