………続いた沈黙は、居酒屋のスタッフの皿を片付けに来た声で破られた。
「……ふ、…」
再び二人だけになった個室の中、ショウの微かな笑い声。
「ショウ?」
いぶかしむ俺の問い掛けに、ショウは口を開く。
「俺たち、相当拒否られてんだな。ついこの間まで仲間だったのに、その音聴くのも嫌、ってか…。笑える」
そう言ったショウの顔、全然笑えてない。むしろ……。
泣きそうじゃん、馬鹿野郎が。
俺は、そんなショウに掛ける言葉なんて出てこなくて。
ただ、ヤツの顔を見ながら煙草の煙を吐き出すことしかできなかった。
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