あたしは頭を上げた。 みんな、気付いていない。 ジャンクがいることに。 それは髪を切ったからだろうか。 まぁそんなのどうでもいい。 早く自分の名前を見つけて 早く自分のクラスをチェックして 早く家に帰ろう。 えっと、、 南坂実織(ミナミザカミオリ)は─、 なかなか見つからない。 み、み、み、み、─あった。 3年4組だ。 よし、帰ろう。 そう思ったときだった。