コンビニラブ

「そんなこと」

「はじめはさ、友達の彼女になったんなら、世話してやらなくちゃって思ってただけだったんだけど…」

「それ本当?」

「ホントもホント。大マジ!」

「由衣はそのこと知ってんの?」

「部屋に荷物があっただろ?」

「あ、ああ。」

「あの前日に、ちゃんと伝えたんだ!はじめから説明して、やっと信じてもらえてさぁ。…伸治くんとのこと、最後は意地になってたって言ってたよ!」

「…今、何してるの?」

「休学とって、一緒に来てくれるんだってさ。準備に大忙しってとこだ。」

「へ〜」

「専攻もフランス文学に変えるとか言ってるし。」

「そっか。じゃあ、バッチリだな。」

「…自分だけがトントン拍子に事が運んで、伸治くんに悪いってさ!心配してた!」

「俺って情けねー!大丈夫だって伝えてよぉ!」

「…チャンスは逃すなよ!じゃないと、俺も由衣ちゃんも…」

「んだよぉ…わかってるって!」


笑い飛ばす伸治は、あることを思い出し、立ち上がった。


「どうした?」

「これ!吉野くんがナントカしてよ!」

そう言って、返されたネックレスを差し出し、続けた。

「俺がするのも変だし、使い回すワケにもいかないじゃん?!」

「…そりゃそーだ。」

「ま、こんくらいの嫌味で許してやるよ!」

「!…ありがとう。ホント…。」