コンビニラブ

アンのための撮影を済ませると、
そのデキをチェックする伸治。


「あ〜。ま、こんなもんかな。」

と、そこへ、

「上手く撮れましたか?」

知らない男が話かけてきた。


「え?あ、まぁ。」


本格的なカメラを持った、その人物が、
馬鹿にしてるのか、同情してるかどちらかだと思った伸治は、

(とっとと帰るか。)と、

デジカメをしまいながら歩きだした。

すると、

「なーんだ。今日は一人なの?」


その言葉を耳にした瞬間、
伸治の足は、ピタリと止まった。


どーしても無視できず、
ゆっくりと振り返る伸治に、
さらに、その男は言った。

「やっぱりそーだ。」

そして

「…おまえか?」

伸治は睨みつけた。


「違いますよ!アレは僕じゃないですよ!でも、もし今日、二人を見つけてたら、同じことしてたかもわからないですけどね。」

「てめ〜!」


闘志をムキ出しで歩み寄る伸治に対して、

男は掌を肩より低めに前に出し、

「やめた方がイーですよ。あなた達が目当ての族が居るかもしれないんですから。俺はココだと言ってるようなものですよ。」と、

冷静に対処した。