それでも、霧々は足を引きずりながら歩いた。


「霧々!」


手を差し伸べる煌紅。


「ゴメン、あとは頼む」

「ちゃんと、巻き返してやるよ」


バトンを受け取り、煌紅は全力疾走した。







果たして、Dクラスはこの絶望的な状況から抜け出す事が出来るのか。

泣き顔なんて見たくない、最後は笑っていたから。

絶対に勝ちたい。