「思ったんですけど、競技の道具って簡単に倒れますか?」 姫は疑問に思った。 「普通は倒れるはずはない」 「じゃあ、誰かが倒すっての?」 鳳明は言いました。 それを聞いて、凪斗は不敵に笑った。 その笑みの意味を誰も知らない。 「如何したんですか?凪斗先輩」 姫はその笑みに気付き訊いた。 「…何でも、ないよぉ」 「そ、ですか」 「リレー、頑張ろうねぇ」 凪斗は笑顔で言った。 「はい」