その可愛いしぐさに緑は少し悩んでから口を開けた。
「味…如何ですか?美味しくなかったら言って下さいよ」
「…美味い」
緑は言いました。
「本当ですか!?ありがとうございます」
姫は笑顔で言った。
何か、二人の周りをピンクのオーラが包んでいる。
それを、複雑な気持ちで見ているDクラス一同。
「料理上手いな」
「親が死んでから1人でずっとやってましたから」
姫は小さな声で言った。
「えっ…」
それを聞いて、緑は止まった。
「あっ、そうだ。皆さんの分もありますよ」
「「「「「マジで!?」」」」」
Dクラスの者が叫んだ。
「皆さんには、頑張ってもらいたいですから」
姫は笑顔で言った。
「じゃあ、何で最初に俺に?」
「新川には最初に食べて欲しかったんですよ」
ニッコリと笑顔で言った。
(かっ…可愛い//)
緑はそう思った。


