姫は緑の手をつかんで連れてった。





「クフフ…良くぞ、この競技に出る気になってくれましたね。競技のタイトルは、『進めば地獄、戻れば地獄!生きてゴールに辿り着け!』です」


学園長は言いました。


「今回もタイトルが…凄いな」

「アハハッv楽しいねぇ」


凪斗は笑顔で言いました。


「地獄だって」


彗は笑顔だ。


「さぁ、選手は並んで下さい。恐怖への…幕開けです(黒笑」


黒く笑った。


出場選手は、固まった。


「今回の障害物はコレです!」


パッと見た感じは、普通。


でも、何所が恐ろしいかは今は判らない。


「普通じゃないですか?」

「中身がヤバイんだよ…ほら、学園長のあの黒い笑みを見ろよ」


緑は言いました。


「第一走者、並んで下さい」


学園長は言いました。


第一走者には、小鳥と刃がいた。