Dクラスのメンバーは円になった。


「それじゃぁ~、いくよぉ」



凪斗は息を吸った。


「やるからには、全力で行くよぉ」

「力を合わせろ!俺等は俺等の道を貫けばいい」

「絶対、優勝ぉ」

「「「「「「「「「「オォーッ!!」」」」」」」」


Dクラスの人は大声で叫んだ。


「何で、毎年Dクラスは勝てないんだろうねぇ」


凪斗は言いました。


「毎年、勝ててないんですか?」


姫は訊いた。


「そうだんだよぉ」

「Dクラスは、問題児の中の問題児ばっかりで、喧嘩も強いんだけど勝てないんだ」


緑は言いました。


「それって、関係あるんですか?」

「如何してぇ?」

「喧嘩が強いとかは、関係ないと思います。問題なのは魂。どれだけ勝ちたいと願う魂が大事なんですよ。他のクラスは、ウチに負けないように願ったんじゃないですか?」


姫はハッキリと言う。


そう言う時の姫の言葉は胸に響く。