姫のその一言に皆は止まった。 終わりじゃない、全ては始まり。 「あっ、私カメラ持ってます」 頌歌は右手のカメラを持ち上げた。 皆は笑顔になった。 「どうせなら、寮の前で撮らない?」 誰かの提案により、そうする事にした。 四葉寮は皆の思い出の場所。 だから、此処で撮ろうと思った。 カメラをセットして、皆それぞれ位置につく。 姫と緑は最前列の中央。 結構、ぎゅうぎゅう詰めなので狭い。 体が密着してしまう感じ。