あの身長。 あの声。 あの性格。 如何して気付かなかったんだろう。 あれは、緑と彗とレン。 そう判ると思わず笑顔がこぼれた。 小走りでレンの元へ駆け寄る。 そして、聞こえない位小さな声で呟いた。 「ありがとう」