でも、彗は無視。 顔をそっぽに向けて緑の顔を見ようとしない。 「こっちを向け」 「い・や・だ」 可愛い声を出してそう言うが、緑の方を見ない。 流石、彗。 そんな彗にしびれを切らして緑は首根っこを掴んで彗を宙に浮かせた。 足をバタつかせて暴れる。 けど、放れない。 「はーなーせー」 「やーだね」 どっちも子供みたいに言い争いをしています。 そんな2人はそこにいる皆は微笑ましく見守っていた。