「聴いてくれてありがとう。伝えたかった人に伝わってると嬉しいな」 「今回限りのスペシャルバンド」 「Я★S★Rでした」 3人はそう言ってステージを去っていった。 そして、ベースの人と姫は目が合った。 時が止まったように感じる。 その人は微笑んでいるように見えた。 (…自分に微笑んだ?一体、あの人達は誰なんですか) 姫には知らないが、向こうは知っている。 一体、彼等は何者なのか。 疑問を残したまま彼等は消えた。