小さな子はサングラスをかけていて、左目の下に★Sと書かれている。 首輪の様な物をつけていて、そこから鎖が伸びており左手のリングに繋がっている。 全身黒い服を着ている。 「見ての通り僕等はこんな感じ。だけど、想う気持ちは同じ。だからやって来れた」 2人は目を閉じて静かに聞いている。 想う気持ちは同じ。 まるで、あの4人みたい。 (…誰かに似ている気が) 姫はそう思っていた。 けど、誰かが判らない。 「じゃ、始めるよ」 2人の顔を見ると頷いた。